研修医の声(初期研修医)

平成26年度
初期研修医
1年目
中西 理 先生
~アルメイダ病院での研修期間を終了して~


●研修志望理由


大学との協力型で1年間の研修でした。市中病院で3次救急だけでなく1次・2次の症例もくるということで選びました。また、医師会立病院なので様々なcommon diseaseの急性期から慢性期まで症例を経験できると思ったからです。あとは、給料が比較的いいこと(笑)


●研修期間で感じたこと


常套句ですが、本当に他科との垣根がないこと。いろんな病院の「研修医の声」で似たような文章を見るとは思いますが、これは誇張でもなんでもなく本当です!!(ぜひ一度病院見学に来てください(笑))医局はワンフロアーにすべての先生の机があるので相談しやすいです。コメディカルの垣根もなく、困ったことも気軽に相談できる雰囲気がよかったです。


●研修期間中体験したこと


市中病院ならではの症例数。初日から、(特に病棟看護師からは)『一人のスタッフ』として扱われる。はじめの頃は飛び交う単語の意味やそもそも仕事のやり方がわからなかったりして苦労しました。しかし、半年ほどすると環境にも慣れ、上で述べたようなアルメイダの良さを日々感じながら恵まれた環境で有意義な研修をすることが出来ました。


●研修プログラムについて


1年目(内科6ヶ月+救急3ヶ月+選択1.5ヶ月×2)のみでしたが、特に救急科は、他院では救急科と麻酔科(ICU)とで期間を半分に分けて研修するプログラムもありますが、当院では3ヶ月まるまる救急科で研修します。1年目とはいえ3ヶ月も同じ科を回っていると終盤にはある程度慣れてかなりデキるようになります(オーベンの先生談)。また、内科当直ではウォークイン患者のトリアージが重要となり、とても勉強になります。お給料も増えて一石二鳥です!!


●メッセージ


アルメイダ病院は、研修医の募集も少なく研修病院としては穴場です!大きな公的病院のように、同期の研修医が何十人もいるような環境では決してありませんが、温かく迎えてくれる優しい医療スタッフがそろっています。わからないことは聞けば何でも教えてくれます(申し訳ないくらいに...)。もう一度生まれ変わってもアルメイダで研修したい、、、。将来研修を終えたらまた戻ってきたくなるそんな病院です。

平成26年度
初期研修医
1年目
鈴木 馨 先生
~アルメイダ病院での研修期間を終了して~


●研修志望理由


救急・集中治療科の先生・救急対応・集中治療に惹かれました。あと、お給料も大変良いからです。


●研修期間で感じたこと


医局の垣根が無く、内分泌科で研修しているときに腎臓の質問は腎臓内科の先生に行ったり、教えていただけたりと、研修をしている科ではない分野の疾患に対して、別の科の先生からわかりやすい指導をしていただけたことが印象的でした。


●研修期間中体験したこと


初期臨床研修で研修すべきことは全て体験できます。また手技ものの症例が多いため、私は習得に時間がかかるほうなのですが、それでもかなり自信がつき、出来るようになりました。

特に印象的だったのは、○○したいです、と指導医に言っておけばどんなことでもやらせてくれる(もちろん先生も立ち会ってくださいます)事です。興味がある事は科の垣根を越えて練習させてくださることもあり、大変勉強になりました。


●研修プログラムについて


1年目は救急科3か月、外科3か月、内科6か月(循環器・消化器・内分泌代謝・腎臓)と一般的なプログラムです。私は上記の順に研修しましたが、不満はありませんでした。


●メッセージ


協力型・基幹型研修医合わせて7-8名程度とちょうどよい数と思っています。あまり研修医の役割が決まり切っていないため、チームの一員としてバリバリやることもできますし、指導医とガッチリマンツーマンにしてもらい、指導をしていただくような研修も可能です。色々やりたい人、色々やりたくない人、お金を稼ぎたい人、それなりで良い人、それぞれの希望で柔軟に対応していただける研修ができるのはこの病院だけだと思います。


●その他感じたこと


先生方が皆さん優しかったです。


平成25年度
初期研修医
1年目
宇都宮 理恵 先生
~アルメイダ病院での研修期間を終了して~


●研修志望理由


私が志望した理由は二つあります。
一つは、内科系について、大学での特殊な症例ではなく、それ以外に市中の救急病院ではどのような症例があり、どういった診療をおこなっているのか学びたいと思ったからです。
二つ目は、大分でもトップクラスに救急が盛んであるこの病院で救急の研修をさせていただければ、度胸がつくのではないかと考えたからです。


●研修期間で感じたこと


研修期間で真っ先に感じたことは、責任があるということです。医師の資格がある以上、処方にしても処置にしても責任が生じます。アルメイダの魅力は、いい意味で責任を持たせてくれ、大事なところではしっかり守ってくれるところだと思います。救急外来や内科外来の初診など、問診をして必要な検査をオーダーしたりしますが、不足しているところはアドバイスをくださるし、検査の評価についてもきちんと指導してくださります。
また、症例の数と種類はどの科においても多彩であると思います。


●研修期間中体験したこと


体験したことの一番印象に残ったことは、気管内挿管やCV、透析カテなどの手技的なことを多数回させていただけたことです。
また、症例内容でいえば重症呼吸不全で人工呼吸器管理になっていた方が、経口摂取でき会話できるまで回復されて退院されたことなど、体験しました。


●研修プログラムについて


私は、内科6ヶ月間、救急3ヶ月間のプログラムでしたが、内科の科は選択ではないので、自分の興味だけにかたよらず研修できます。また、研修する場合は、研修医が自分一人だけだったので、手技的なことも指導もマンツーマンで恵まれていると感じました。


●メッセージ


1年間の研修を通して学んだことはたくさんありました。医学的な知識はもちろんですが、それ以外に精神的なことや患者さんに対すること、医師としてのそれぞれの先生方の考え方など本当にたくさんです。アルメイダ病院は内科にしても救急にしても、特定の医師について教わるのではなく、その科の先生方ひいてはコメディカル、事務の方を含めた全員が研修医を指導してくださります。その中で、いろいろな人からいろいろなことを学ぶことができるのは、本当に大きな糧になると思いますし、こういった研修施設はなかなかないと思います。


平成25年度
初期研修医

1年目
~アルメイダ病院での臨床研修1年目を終えて~


●研修志望理由


大学病院とは違う市中病院という環境でまず研修をしたいという希望があり、一次救急から三次救急まで対応し、症例数も多く診療科も充実しているとのことでアルメイダ病院を志望しました。


●研修期間で感じたこと


柔軟性の高い職場で軽症から重症まで幅広い症例があり、実際に手技を実践する機会にも恵まれた研修でした。症例についてはやはり大学病院と異なり、common diseaseが多かったようでした。また診療科間および職種間での垣根が低く、他科・チーム等への相談も非常にしやすい環境と感じました。実際の診療に当たっては他職種との連携の重要さを痛感するところであり、診察・検査・診断・治療も自分で考え、行うとなると戸惑うことの連続でしたが指導医の先生方の熱心な御指導を頂くことができました。


●研修期間中体験したこと


採血から中心静脈確保、気管支鏡・上部下部消化管内視鏡、気管挿管、気管切開、胸腔・腹腔穿刺など体験できる手技は多く、common diseaseを中心に経験させていただいた症例は多岐にわたりました。


●研修プログラムについて


私は大学との協力型にて最初の1年間お世話になりましたが、まずはcommon diseaseを数多く見たく手技も多く経験したい、という意味で特に充実した1年間でした。内科・外科・救急科と幅広く研修させていただきました。


●メッセージ


症例・手技が多く、まずはcommon diseaseを前にして色々とやってみたいという方には非常に恵まれた環境だと思います。特に当直などはいい経験になると思います。


平成25年度
初期研修医
2年目
安部 美幸 先生
~まだ見ぬ頃はガラパゴス、入ってみたらパラダイス~


●研修志望理由


学生の頃から外科医を目指していました。「外科系に行くなら、アルメイダ病院の白鳥先生の手術をみておいで」と複数の人に勧められ、3ヶ月間アルメイダ病院を選択しました。


●研修期間で感じたこと


週4回の手術日の他、急患受け入れ緊急手術も多く、とにかく手術が多い!パラダイスでした!


●研修期間中体験したこと


手術では、カメラ持ちだけでなく第一助手や執刀をさせていただけたことが、何よりの収穫でした。見て学ぶことの大切さだけでなく、体験して初めて分かるポイントが結構多いことを学びました。思っていた以上にもたついてしまいましたが、途中でチェンジさせることなく、いつも最後まで理論的に指導して頂きました。緊急手術の麻酔を担当させてもらうこともあり、導入・維持・覚醒まで勉強になりました。 また入院患者さんの術前検査(内視鏡や透視造影)、術後管理や退院調整など、術前術後の一連の流れにかかわることで検査手技やマネジメント力がアップしたと思います。胆石などの良性疾患、あらゆる消化器の悪性腫瘍、緊急手術と疾患もバリエーションに富んでいました。


●研修プログラムについて


しっかりした指導の下、かなり実践的に手術の手技・流れから道具の選択まで学ぶことができました。わからないこと、相談したいことがある時、外科の先生はいつでも時間を惜しまず教えてくださったり検査につきあってくださりました。「ここでやっている事にはどんな小さな事でもちゃんとした理由があるから、疑問に思ったら何でも聞いて欲しい」と、本当に何でも相談しやすい環境でした。「緊急手術に呼んで欲しい!」という希望も、めいっぱい叶えてもらえました。
3ヶ月間、外科を選択していましたが、他科の先生に相談した時もとても親切に、気軽に色々教えていただけて、診療科間の垣根の低さも魅力の一つだと思いました。
まるで麻酔科も一緒に研修しているかのように、挿管(挿管困難に備えてエアウェイスコープなど複数の方法)・硬膜外麻酔など、専門性の高い指導を受けることができ、一粒で何度もおいしい研修だったと思います。


●メッセージ


研修医の指導に手間暇を惜しまない、そんな病院だと思います。基本的な考え方から具体的な手技まで、幅広く勉強になる、充実した研修生活を送れることまちがいないです!
短い間でしたが、とても去りがたい、名残惜しい気持ちでいっぱいです。お世話になりました。ありがとうございました。


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