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看護師・助産師のキャリアアップの可視化とは

2015年9月5日

2015年9月5日(土)大分県看護協会で、平成27年度 大分県職能別交流集会が開催されました。


特別講演は、大分大学教授の三重野英子先生でした。
「その人らしく生活できる支援を行うために~認知症ケアを通して~」
新オレンジプランと看護職の役割から、認知症に関する日本の動向を知ることができました。


また、「足は人生を生活を語る。足の形状に、これまでの生活が垣間見える。」と、
看護学生の実習における「その人らしさ」の引き出し方を伝えてもらいました。


足浴をしながら、清潔ケアをしながら患者さんの語りを聴きます。
認知症の患者さん、どのような状況の患者さんからも
私たち看護職は何かを聴き取り、感じ取るのだと思います。


看護の楽しさ、素晴らしさ
そして、看護教育の大切を感じた講演でした。
最近、私自身が注目している「看護を語る」ことに結びつきます。


助産師職能委員会では、鹿児島大学教授 吉留厚子先生から力強い講演がありました。
「助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)の理解と活用
~助産実践の能力習熟段階の導入・促進に向けた取り組み~」


実際に、8月に申請し、秋には認定される
オールジャパンの助産師のラダー制度です。
CloCMiP:Clinical Ladder of Competencies Midwifer Practice
質の高い助産ケアの実践を目的に開発され、開始したばかりです。


9月5日(土)の助産師職能委員会では県内の周産期センター等の役割を担う病院の
看護部長や副部長も参加しました。


CloCMiPに関する理解を深め、レベルⅢ申請に関して不足する「分娩例数 100例」を
いかにクリアするのか、出向システムの必要性などを協議する機会を得ました。


大分県の看護職が輝いている姿を見ることができた一日でした。

副院長・看護部長
甲斐 仁美

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