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平成24年度採用者事例発表

2015年1月

2013年1月11日(金)に2012年4月に入社したスタッフ12名の事例発表会がありました。
新人看護師および助産師、そして2012年に入社した経験のある看護師の事例発表でした。
受け持ちとなった患者さんの看護について真摯に振り返りを行い、プレゼンテーションしていると感じました。

 

テーマの一例を紹介します。
新人看護師および助産師の事例です。
・「側臥位にて手術を受ける患者の看護について」
手術中における身体の各部位の体圧を測定して評価していました。
・「切迫早産妊婦への看護」
ストレスを感じる妊娠継続を肯定的に評価し、バースレビューにより分娩の満足度を評価していました。

 

経験者の看護師の事例です。
・「せん妄を発症した患者との関わりを振り返って」
せん妄の発生要因の直接因子、促進因子を分析し、早期発見と介入の必要性を痛感していました。
・「行動変容に対する意欲に乏しい患者への関わりを振り返って」
初発の急性心筋梗塞の患者の問題として「非効果的自己健康管理」を挙げ行動変容の視点から分析し、まとめていました。

 

2012年度から看護部長賞ができました。
第1回目の発表では6西病棟の新人看護師が受賞しました。
テーマは以下です。
・「手術後の疼痛を我慢する患者への疼痛の表現方法を工夫し学んだこと」
手術後に痛みを我慢する患者へNRS数値評価スケールを用いて痛みを評価し、痛みの看護を提供した事例でした。

 

患者さんの多くが痛みを持ち、その表現方法は様々です。
私たち看護職は患者さんの痛みの状況を、痛みの部位、程度、範囲の状況から把握します。
特に痛みの程度は個人により違うため、その表現方法について基礎的なNRSを使用した事例です。

 

新人看護職の時から基本的な事例展開および振り返りを行うことは、
今後看護職として成長していく過程で看護の思考のために非常に重要で、かつ役立つことであると思います。
発表者個人の努力もありますがプリセプターや病棟スタッフの支援がたくさんあったのだろうなと感じ、感謝の念につきません。

 

アルメイダ病院看護部では、一人ひとりが看護を振り返り、
患者さんおよび家族の皆さまが満足していただける看護を提供していきたいと考えます。

 

2月にも12名の発表が予定されており、楽しみにしています。

 


看護部長  甲斐 仁美

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