私達と一緒に循環器分野で頑張りたい後期研修医の貴方へ

研修医、命を救う者たちよ。経験して、強くなれ

概要

大分市医師会立アルメイダ病院は大分市や周辺地域における中核病院として、大分市医師会会員やその他医療機関と連携しながら、迅速且つ適切な医療を地域住民に提供すべく努力を行っております。

同時に、医療の高度化に追従すべく院内の体制の整備や拡充を行っており、この一環として本年4月からは心臓血管外科を開設し、これにより私たち循環器内科と心臓血管外科が両輪となって、更なる循環器分野の充実を果たし得るようになっています。

循環器を自身の専門としたい希望がある後期研修医の貴方へ私達がお伝えしたい事は、是非一緒に「明るく」「発展」しましょう ということです。
特に大分県出身の方、九州出身の方、又は九州外出身の方であっても九州内の医学部を卒業なさった方。今迄ご自身を育み、成長させて下さったご両親や土地の傍で頑張ってみませんか。きっと良い恩返しになるだろうと信じております。

当科における後期研修の特徴

循環器内科の実績は、当院のサイトを辿るとお分かりになるかと思います。
勿論循環器ですから、対応する患者さんは循環器疾患を持った方になります。即ち、心筋梗塞、狭心症、心不全、不整脈等々。加えて生活習慣病も持っておられる患者さんも多くおられますので、高血圧や糖尿病、脂質異常症等を私達が対象とする疾患となります。

「循環器内科」は、あくまでも「内科医」です。患者さんや家族としっかりコミュニケーションをとり、適切な薬物療法を考え、実行します。ただ昨今内科医でも何かしらの“手術”を行う事が多くなりました。例えば消化器分野でのファイバーを使った治療は近年随分と拡大しています。

当科では、心臓カテーテル検査や経皮的冠動脈形成術(PCI)を行っております。
対象疾患は急性心筋梗塞や狭心症ですが、年間400例に至るPCI件数を行っており、これは大分県内では最も多く、九州内においても有数な症例数となっています。

循環器内科後期プログラム

後期研修医の貴方は既に承知かと思いますが、このカテーテルを使った治療は、今や心筋梗塞や狭心症といった冠動脈疾患に留まらず、不整脈や血管、心不全の分野にまで拡大しています。即ち不整脈におけるカテーテルアブレーション、心不全における再同期療法、閉塞性動脈硬化症や腎動脈狭窄における経皮的血管形成術や大動脈弁狭窄症に対する治療等々、これら治療を行うためには「カテーテル技術」が必要となります。言い換えると、これからの循環器分野において「カテーテル技術」は循環器内科医としては「習得すべき重要な技術」と言えましょう。私たち“アルメイダ病院循環器内科”は、その習得には最も適した医療施設の一つであると考えています。勿論「カテーテル技術」を習得するだけでは循環器内科医として充分とは言えません。

技術的な事を言えば(カテーテル技術の他に)ペースメーカー植え込み法や心臓・血管エコー法の習得も必要です。当科では、これらも数多く行っており、その習得に適している施設であることはカテーテル治療と同様です。

そして循環器を目指す後期研修医の貴方は、最近特に発展著しい「心臓リハビリテーション」にも自身の理解を拡げる必要があります。これは実際に実施するのは理学療法士ですが、当然医師もこれをコーディネートし、治療の柱として体得しなければなりません。私達は既に心臓リハビリテーション施設基準Iを取得しておりますので、その習得において充分な環境にあります。

以上述べたように、循環器を目指す後期研修医の貴方の目の前には「やるべき事」が沢山あります。若い貴方の一日一日を有意義に過ごす(表現が少し良くないかもしれませんが“効率よく会得”する)事が大切だと思います。この為の適切な環境を私達は提供することができます。一方、貴方の「未来」についても私達は考えています。

循環器内科後期研修における当院のポイント

医師国家試験に合格しても、それだけでは不十分です。卒後やや経ってからは専門医としての“認定”を得ることが必要です。

内科医であれば、「日本内科学会認定医(専門医)」を取得すべきです。循環器医であれば「日本循環器学会専門医」となるべきで、更には「日本心血管インターベンション治療学会認定医(専門医)」など取得した方が良い認定はあります。

そして、何かしらの「認定医(専門医)」になるためには、学会等の認定を受けた医療機関で数年間従事することが必要です。

学会からの「認定施設」になるには、例えば設備基準や治療実績数のクリアが必要となります。循環器分野については、施設の認定を得るために、循環器内科に加えて心臓血管外科の治療実績が条件となる場合もあります。更にいうと、医師に対する認定制度以外にも、或る最先端・高度医療を施行する為には「施設認定」が必要となります。つまり「循環器を標榜」し「自身が認定医(専門医)となり」且つ「最先端の高度医療も行いたい」と思うのであれば、自身が勤務すべき医療施設は絞られますし、循環器内科と心臓血管外科の両診療科がある(又は提携している)施設を勤務地として選択することが妥当だろうと思っています。私達はこの為の環境を既に整えていますので「あとはしっかり頑張りましょう!」と貴方にいうだけです。例え専門医として「認定」されても、貴方の未来が「井の中の蛙」であってはいけません。“狭い知見”で施される医療は、患者さんや家族にとっても良い事ではありません。日々の診療においてはEBMを基礎とし、そして自身の「立ち位置」が確かかどうかの確認が都度必要となります。この為には他者との交流や学会発表、院内外で“見聞を広げる”事が大切になります。日々臨床に明け暮れていると「忙しさに埋没してしまう」かもしれません。これを避けるための算段として私達は、他院医師等との交流や学会出席・発表、論文作成等々による情報収集・発信の重要性を強く認識しております。

「発展」するためには「門を開ける」必要があるのです。これは歴史で習いましたね。

当科における後期研修の目標・到達目標

そして、仕事において最も大切なことに“適切なコミュニケーション”があると考えています。

現在の医療では「チーム医療」が大切といわれており、私達もその通りだと思っています。医師一人では何も出来ませんし、全てがバラバラに行動していても成果は上がりません。医師が“ピラミッドの頂点”にいて、偉そうにしている時代ではありません。だから「パラメディカル」という言葉は最早使われなくなったのです。医療現場には、看護師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、事務、掃除のおばちゃん等と共に医師がいます。皆各々が、プロフェッショナルとして其々の角度から考え、これを同じベクトルに向けて適切な医療とする事がとても大切だと考えています。この為には相互の意思疎通が必要であり、貴方のみならず実は全ての医師にとって“コミュニケーション能力”の獲得は必須であると思っています。同時にこの“コミュニケーション能力”は、患者さんや家族に対しても発揮すべきものであって「より良い人間関係の構築」は、如何なる人間関係においても大事です。ですから、もしも貴方が「人間嫌い」であり「できれば人とは交わりたくない」や「俺(私)が一番偉い!」と思っておられるのであれば、残念ですが私達は貴方と一緒に仕事をする事はご免蒙りますので他をあたって下さい。

以上、私達の思いや考えを長々と書いて参りましたが、循環器を目指している後期研修医の貴方(実は後期研修医以外でもOKですが)へお伝えします。
私達は貴方に
1:循環器疾患に対しての的確な診断と適切な治療が行える
2:カテーテル含め循環器診療に必要な技術を習得する
3:相応しい認定医を習得する
4:学会発表含め人的交流を得る
5:循環器医としての明るい未来と選択肢を得る
を提供することができます。

同時に、私達は貴方に
1:明るく前向きであること
2:好奇心や向上心があること
3:人と話ができること
を要求します。

貴方の「未来」は貴方自身で築くものです。「寄らば大樹の陰」は幻想かもしれません。もし貴方が必要であれば、私達は貴方をサポートします。貴方と、より良い医療の実現のために。

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